7月18日(金) 本物」にふれる、夏の冒険に出かけよう
皆さん、今日で、1学期が終わりますね。4月の始業式のよりも、皆さんの顔が少し日焼けして、たくましくなったようにみえます。
この1学期、皆さんは本当によく頑張りました。いろいろな活動に進んで取り組み、教室での学習では、たくさんの「わかった!」を見つけました。その一つ一つの頑張りが、皆さんを大きく成長させてくれたのです。校長先生は、そんな皆さんの姿を毎日見ることができて、とても嬉しく思いました。
さて、1学期は学校の教室の中で、教科書やタブレットを使ってたくさんのことを学びました。それはこれからの皆さんにとって、とても大切な力になります。そして、いよいよ明日から始まる夏休みは、その学びをさらにパワーアップさせる絶好のチャンスです。元気よく飛び出して、「本物」にふれる冒険に出かけてみてください。
例えば、図鑑でカブトムシを見たことがある人は多いと思います。写真を見れば、ツノの形や体の色はよく分かりますね。でも、実際に森の中で見つけたカブトムシが、自分の指をぎゅっと掴んでくる力強さ、土の匂い。これは、本物に触れてみないと、絶対にわからない感覚です。
テレビで見る海もきれいですが、実際に海に行って、潮の香りをかいでみること。目で見て、耳で聞いて、鼻でかいで、手で触って、五感を全部使って体験したことは、皆さんの「栄養」になります。
「冒険」というと、どこか遠くの特別な場所へ行かなくては、と思うかもしれません。でも、冒険は皆さんのすぐそばにもたくさん隠れています。例えば、図書館に行って、偶然手に取った本の世界に夢中になるのも素敵な冒険です。「なんだろう?」「どうしてかな?」という好奇心のアンテナを立ててみれば、いつもの景色が、わくわくする冒険の場所に変わるはずです。
ただし、どんな冒険にも絶対に守らなければならない、一番大切なルールがあります。それは、自分の命を自分で守るということです。これは、校長先生との一番大事な約束です。道路に飛び出さないなど交通ルールを守ること。川や海など水の近くで遊ぶときは、必ずお家の人と一緒に行くこと。そして、もし「こわいな」「あやしいな」と感じたら、すぐにその場を離れて大人の人に助けを求めてください。9月1日の始業式に、またこの体育館で、皆さんに会えることを楽しみにしています。素晴らしい夏休みを過ごしてください。これで、校長先生のお話を終わります。