皆さん、おはようございます。2学期が始まって2週目に入りましたね。体調はどうでしょうか? さて、始業式で「早寝早起き朝ご飯」のお話をしましたね。今日は特に「早寝」、つまり睡眠について、考えてみましょう。
「寝る子は育つ」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、昔から言われていることわざで、よく眠る子は心も体も大きく成長する、という意味が込められています。皆さんは、毎日ぐっすり眠れていますか? 睡眠は、ただ体を休めるだけではありません。それは皆さんが毎日使うランドセルの中を整理する時間と似ています。学校から帰ったら、教科書やノートを棚に戻したり、筆箱の中をきれいにしたりしますよね。そうすることで、次の日、必要なものがすぐに見つかって、気持ちよく勉強を始められます。
私たちの脳も同じです。日中に、授業で新しいことを学んだり、友達と遊んでいろいろな経験をしたり、たくさんの情報でいっぱいになります。寝ている間に、脳はこれらの情報を「整理整頓」しているんです。大切な記憶をしっかりとしまったり、いらない情報を手放したりして、次の日に新しいことを学ぶ準備をしています。だから、しっかり眠ることで、前日に習ったことがより深く理解できたり、新しい挑戦にも自信を持って取り組めたりするんです。
もし、夜遅くまでゲームをしたり、テレビを見たりして、なかなか寝る時間にならなかったらどうなるでしょうか? 脳の整理整頓が十分にできないと、朝起きてもなんだか頭がぼーっとしたり、授業に集中できなかったり、忘れ物が多くなったりすることもあるかもしれません。そして、体にとっても睡眠はとても大切です。皆さんの背が伸びたり、体が大きくなったりする成長ホルモンは、特に夜、ぐっすり眠っている間にたくさん分泌されます。病気から体を守る免疫力も、睡眠中に高まります。つまり、よく眠ることは、皆さんが毎日を元気に過ごし、健康な体を作るための「魔法の時間」なんです。
では、どうすればぐっすり眠れるのでしょうか?
まず大切なのは、「規則正しい生活」です。毎日、できるだけ同じくらいの時間に寝て、同じくらいの時間に起きるように心がけましょう。そして、寝る前には、リラックスさせる時間を作りましょう。寝る直前までスマートフォンやタブレット、ゲーム機の画面を見ていると、脳が興奮してしまって、なかなか眠りに入りづらくなってしまうので、寝る1時間前からは控えるようにしましょう。
今日は皆さんが毎日元気に学校生活を送りためには、睡眠が大切だという話をしました。これで校長先生の話を終わります。