皆さん、おはようございます。6月も後半の週に入ってきました。だいぶ暑い日が増えてきています。体調管理には気をつけていきましょう。今朝は、まずこの古い写真を見てください。この写真、何の写真か分かりますか? 実はこの写真、今から60年ぐらい前に昭和41年に行われた「第1回 白鳥小学校との交歓会」の時の写真です。
今週の金曜日、名古屋市熱田区にある白鳥小学校との姉妹校交歓会があります。この交流は、この時からずっと途切れることなく続いている行事です。皆さんの家族の人も体験している人が多いと聞いています。それほど長く、大切に守られてきた、大口南小学校の誇りといえる伝統行事です。
では、なぜ遠く離れた名古屋の学校と、長く交流が続いているのでしょうか? それには、ある「お母さんの願い」が関係しています。今から400年以上前、ここ大口のあたりに「堀尾金助(ほりお きんすけ)」という若者のお侍さんが住んでいました。
金助さんは、小田原というところに戦いに行くために家を出ることになり、お母さんは、今の名古屋市熱田区にある「裁断橋」という橋まで、見送りにいきました。「どうか、無事で帰ってきておくれ」お母さんは何度も祈りました。しかし、残念ながら金助さんはその後亡くなってしまい、二度と会うことは叶いませんでした。
お母さんは、金助さんの供養のために、そして自分と同じように大切な人を見送る人々が困らないようにと、自分のお金を出して、ボロボロだったその橋を立派な橋に架け替えました。その橋が、白鳥小学校のすぐ近くにある「裁断橋」だったのです。この「裁断橋」がつないだ不思議な縁をきっかけに「子どもたちに、この温かい心を語り継いでいこう」と交流がはじまりました。
5年生の皆さんは、これまで一生懸命準備をしてきましたね。当日は大口南小学校のリーダーとして、「来てくれてありがとう」という感謝の気持ちを、最高の笑顔と自分たちの姿で伝えてください。そして、5年生以外のみなさんも直接交流するのは5年生ですが、廊下ですれ違ったとき、元気に挨拶をしてください。「大口南小っていい学校だな」と喜んでもらえるはずです。
60年以上続くこの素晴らしい伝統を、今年は私たちが「迎える側」として、みんなで盛り上げていきましょう。これで、校長先生のお話を終わります。