5年生の児童が中心になって準備を進めてきた熱田区の白鳥小学校との交歓会ですが、今日は雨天のため、残念ながら堀尾跡公園でのグループ散策はできませんでした。しかし、昼食を含めて3時間あまりの式典と交歓会をすることで、子どもたち同士が仲良くなり、姉妹校としてのきずなが深まりました。半世紀以上続いているきずなを深めていきたいと思います。
白鳥小学校の皆さん、ようこそ、大口町にいらっしゃいました。みなさんが今きていただいているこの大口町は、戦国武将の堀尾家が住んでいた場所です。裁断橋の物語ででてくる堀尾金助さんもこのあたりで育ちました。きっとみなさんと同じような年のころこの近くで遊んだのではないでしょうか。今日は天気があまりよくないのですが、ぜひ、本校の5年生から堀尾家や大口町のお話を聞いてイメージを膨らませてください。
裁断橋のご縁ではじまったこの交歓会は、昭和41年から始まりました。みんなのおじいちゃん、おばあちゃんにあたる方から始まった交歓会でやり方は多少違いますが、ずっと続けられてきました。このことは、白鳥小学校と大口南小学校の素晴らしい財産であり、歴史の重みを感じます。
さて、今年も交歓会の中で裁断橋擬宝珠の銘文を両校の皆さんで心を一つにして暗唱します。この擬宝珠の銘文の中には、「のちの世のまたのちまで」という文がありますが、擬宝珠ができたのが、1622年といわれているので、今年は2024年、つまり400年以上前の金助さんのお母さんの想いが、白鳥小学校と大口南小学校をつなげ、今、私たちがここに集まっているのです。すごいなって思いませんか? 金助さんのお母様が伝えている家族の愛や思いやりの気持ちはみんながもっているもので、いつまでも大切にしていきたい気持ちです。ぜひ、今日の交歓会でも、お互いを理解し、友情を深めていきましょう。
最後になりましたが、本日は多くの来賓の方にきていただきました。名古屋市熱田区長様をはじめ熱田区のご来賓の皆様、白鳥小学校の先生方、PTAの皆様、本当にお忙しい中、遠方よりお越しいただきましてありがとうございました。また、大口町教育長様、議会関係の皆様、校区の区長の皆様、堀尾史跡顕彰会の皆様にご臨席いただき、会に花を添えていただきました。ありがとうございました。
このように多くの方に支えていただいて、この姉妹校交歓会が開催することができることを感謝しております。日頃のご支援をあわせましてお礼を申しあげ、挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。本日は、どうぞよろしくお願いいたします。