〜朝会の話〜
　
　１１月に入って、朝晩はだいぶ涼しくなってきました。一日の温度差が一番大きい時期でもあります。体調を崩す人が多いのもこの時期です。気を付けてくださいね。

　みなさんは、真珠をみたことありますか？　この真珠、とってもきれいですが、どうしてできるのか知っていますか？　この真珠は石ですか？　金属ですか？　実は、真珠は、貝の中にできるものなんです。不思議ですよね。真珠は、「アコヤガイ」などの貝の体内で生成されるものですが、貝の中に小さなゴミがはいってできるものなのです。そういえば、貝って少しあいていますよね。「アコヤガイ」は、これを吐き出すことができないのです。貝にとってはストレスなのでしょうね。じゃあ、その貝はどうするのかといえば、それを体の中に飲み込んで、貝殻の内側と同じ成分を分泌し、その異物を包み込みこんで、真珠ができあがるそうです。
　
　貝にとっては、大きなストレスなのですが、このストレスを飲み込んで包み込んで、最終的には、きれいな美しい真珠ができるのです。1〜2年の時間をかけて徐々に大きく成長し、真珠が出来上がるそうです。

　私たちは、いつも自分の思い通りになるとはかぎりません。苦しいこと、つらいこともきっとあるでしょう。もちろん、ストレスをかかえこみすぎるのもよくないですが、私たちはそこからにげずに包み込み、磨くことで大きく成長できるのも事実です。その苦労を乗り越えて、努力していくことで、美しい真珠のような宝石ができるのです。運動会のみなさんのがんばり、それで素晴らしい演技ができたことといっしょだと思います。

　みんなで美しい真珠を磨いていきましょう。これで先生の話を終わります。