皆さん、おはようございます。先週,南小学校でも避難訓練がありました。そのときに皆さんは命を守る勉強をしたのですが、みなさんが生まれるずっとまえ、今から31年前の1月17日、阪神・淡路大震災という大きな地震がありました。土、日にそのことに関する関連するニュースがテレビでよくやっていたのですが、31年前の1月17日、兵庫県の神戸市を中心に震度7の地震が街を襲い、6000人以上の人がなくなり、多くの家が壊れました。
そんなたくさんの人が悲しみの中にいたとき、実は日本の歴史に残る「ある変化」が起きました。なんだと思いますか? それは、全国から「自分に何かできることはないか」と、多くの人が自分の意志でボランティアに駆けつけたことです。100万人以上いたということです。このことから、阪神淡路大震災があった1995年は「ボランティア元年」、つまり「助け合いの心が新しく生まれ変わった年」と言われるようになりました。
それまでのボランティアは、どこか特別な人がすることだと思われていました。しかし、この震災の時、自分も大変な思いをしているのに、「隣の人に温かいスープを配る人」や「避難所で子供たちと遊んであげる学生さん」、「散らかった荷物を一緒に片付ける人」など、自分にできる小さなことを見つけて動く人がたくさん現れたのです。
「自分にできることで、誰かの役に立ちたい」この真っ直ぐな気持ちが、傷ついた人たちの心をどれほど励ましたことでしょうか。
ボランティアとは、難しいことではありません。「誰かのために、自分から動くこと」そのものです。皆さんの周りを見てください。重い荷物を持っている友達がいたら、一緒に持ってあげる。困っている下級生がいたら、「大丈夫?」と声をかける。誰も見ていなくても、落ちているゴミを拾う。これらも立派な「自分から始めるボランティア」です。
震災で学んだことは、悲しみだけではありません。人は苦しい時こそ、手を取り合い、温かさを分け合えるという強さも学びました。31年前に始まった「助け合いのバトン」を、今、皆さんも受け取っています。今日一日、自分にできる「小さな優しさ」を見つけて、実行に移してみてください。皆さんのその一歩が、この学校を、もっと温かい場所に変えてくれるはずです。
今週はこれから寒くなってくるといわれています。外は寒い日が続きますが、温かい学校にしていきましょう。これで今日の話はおわります。