皆さん、おはようございます。毎日寒い日が続きますね。でも、明日は2月3日「節分」です。季節を分けると書いて節分と読みます。節分といえば、みなさんは何をイメージしますか? 豆まきですね。そして、豆まきの時の「おにわそと!」というかけ声をかけます。皆さんは、この「おにわそと」という言葉に、どんな意味が込められているか知っていますか?
昔の人にとって、鬼とは、目に見えない「悪いこと、わざわい」の正体でした。突然の病気、火事、あるいは作物が育たないような天候など、自分たちの力ではどうしようもない「不幸な出来事」をすべて鬼の仕業だと考えたのです。だから、「おにわそと!」という言葉には、「自分たちの周りから、悲しいことや苦しいことを全部追い出して、みんなが安心して暮らせるように」という、願いが込められていました。
そして、この「おにわそと」には、もう一つ大切な意味があります。それは、自分の中に住んでいる「鬼」を追い出すことです。
「つい、怠けてしまい楽な方に楽な方へいってしまう鬼」
「嫌なことから逃げ出してしまう鬼」
「がんばれずに、自分を好きになれない鬼」
そんな、自分を困らせる「心の中の鬼」を、豆と一緒に外へ出してみましょう。
「おにわそと!」と豆をまくことは、「これまでの自分」を卒業して、「新しい自分」に生まれ変わるための合言葉でもあるのです。心の中の鬼を追い出して、スッキリした心には、温かい「福」がやってきます。「福」とは、誰かを思いやる優しさや、新しいことに挑戦しようとする勇気のことです。
節分の次の日は「立春」。暦の上では春が始まります。
新しい春の光が差し込むように、皆さんの心も、新しくキラキラした姿に変わっていくはずです。明日の節分では、外の鬼だけでなく、自分の中の鬼もしっかり追い出して、最高の笑顔で新しい春を迎えてください。これで先生のお話を終わります。