みなさん、おはようございます。天気がよくない日が多いのですが、急に空が暗くなって激しい雨が降ることがありますね。
昔から日本では、夏の午後に降る急な雨のことを「夕立」と呼んできました。夕立が降ると、暑かった空気がひんやりとして、「あぁ、これで夜は涼しくなるな」と、どこかホッとするような、風情のある言葉として使われてきました。
ところが最近、テレビのニュースや天気予報では、この「夕立」という言葉をあまり使わなくなっているのを知っていますか? その代わりに使われるようになったのが、「ゲリラ豪雨」や「ゲリラ雷雨」という言葉です。
なぜ、テレビ局の人たちは言葉を使い分けるようになったのでしょうか。それは、今の雨が昔の「夕立」とは比べものにならないほど、激しくて危険なものに変わってしまったからです。「夕立」という優しい響きでは、みんなに「命に関わるほど危ないんだよ!」ということが伝わらない、とテレビ局の人たちは考えたのです。
「ゲリラ」という言葉には、「いつ、どこで、突然襲ってくるか分からない」という意味が込められています。今の雨は、私たちの命を脅かす、まさに「空からの攻撃」のような激しさなのです。
特に怖いのが「ゲリラ雷雨」、つまり「雷」です。「ゴロゴロと音がして怖いな」と思うかもしれませんが、雷の正体は、空から降ってくる巨大な「電気の塊」です。皆さんの家にあるコンセントに流れている電気よりも、何万倍も強い電気が一瞬で地面に突き刺さります。木の下で雨宿りをしていたら、木を伝って人間に電気が流れてくることもあります。
「音が小さいから遠くだろう」と油断してはいけません。雷の音が聞こえたということは、あなたのすぐ近くまで「電気の弾」が飛んできているということなのです。
では、ゲリラ雷雨からどうやって身を守ればいいでしょうか。テレビ局が言葉を変えてまで伝えようとしている「危険」を察知するために、空の合図に気づいてください。先ほども言った「黒い雲」「冷たい風」「雷の音」。この合図を感じたら、それは「夕立が来るから涼しくなるぞ」ではなく、「ゲリラが襲ってくるから、すぐに逃げろ!」という空からの警告です。
もし外にいたら、すぐに建物の中に入ってください。傘をさして歩くのも、実はとても危険です。高い建物がない場所では、傘がカミナリを引き寄せてしまうことがあるからです。空の様子が少しでもおかしいなと思ったら、自分の判断で、一番安全な行動をとってください。自分の命を自分で守れる、賢い皆さんであってほしいと願っています。