みなさん、おはようございます。あっという間に1月が終わって、新しい月、2月がはじまりましたね。ところで今日2月3日は何の日が知っていますか? そうです。今日は「立春」です。暦の上では今日から春が始まります。
「え? でもまだまだ寒いよ」と思った人がいるかもしれませんね。確かに外はまだ寒いけれど、立春は春の始まりの日。今週は寒波が来るので、寒さが続きそうですが、それを過ぎればこれから少しずつ、暖かくなっていくはずです。楽しみですね。
そして、昨日2月2日は「節分」でした。みなさんは、「節分」にどんなことをしましたか? 豆まきをした人、恵方巻を食べた人、その他おうちで特別なことをした人がいるかもしれませんね。
節分は「季節を分ける」と書くように、季節の変わり目のこと。立春、立夏、立秋、立冬というように、季節がはじまる日がありますが、その中でも、特に春の節分、立春を一年の区切りとしてとても大切にしてきました。今の私たちにとって春の節分が大晦日、立春がお正月のようなものだったと考えてください。
昔の人は、病気や悪いことは、鬼のせいだと考えていました。そこで、1年の最後の日である節分に、豆をまいて鬼を追い払い、新しい1年をよい年にしようとしていたのです。豆まきに使う豆は、ただの豆ではありません。「福豆」といって、炒った大豆を使います。炒った豆には、鬼を退治する力があると考えられていたのです。私たちの心の中には鬼が住んでいると言われています。その鬼を退治して、新しい気持ちで過ごすことができるといいですね。
みなさんも、新しい季節、春に向けて、何か目標を立てましょう。勉強を頑張る、運動に挑戦する、友達と仲良くする、どんなことでも構いません。春は新しいことを始めるのにぴったりの季節です。これで校長先生の話を終わります。