みなさん、おはようございます。先週の木曜日、体育館で6年生を送る会がありました。一生懸命練習した成果がよく出ていて、本当に素晴らしい発表ばかりでしたね。6年生への感謝の気持ちが伝わる、心のこもった温かい会だったと感じました。準備をしてくれた5年生、そして、各学年の素晴らしい発表をしてくれた皆さん、本当にありがとうございました。
さて、今日から3月に入りました。少しずつ春の足音が聞こえてくるのを感じます。ところで、みなさんは「啓蟄」という言葉を知っていますか?「啓蟄」 と書いて、 「けいちつ」 と読みます。啓蟄とは、冬の間、土の中でじっと寒さに耐えていた虫たちが、暖かさを感じて、土の中から顔を出す頃という意味です。昔の人は、季節の変化を虫の変化から感じていたのですね。 今年は、3月5日から19日ごろが啓蟄にあたります。この時期になると、冬眠していたカエルやヘビなども目を覚ますといわれています。暖かい日差しの中で、虫や動物たちが動き始め、草木も芽を出す。まさに、春の訪れを感じさせてくれる時期ですね。では、皆さんが春を感じるのは、どんな時ですか? 暖かい日差しを浴びて、ポカポカと気持ちよくなって、いろいろな植物の芽やつぼみが出てくるときでしょうか?
春は、自然の変化だけでなく出会いと別れの季節でもあります。先ほどの6年生を送る会の話にもあるように、6年生のお兄さん、お姉さんたちは、いよいよ卒業の日が近づいてきました。きっと中学校に進学するという新しい生活に希望に胸を膨らませていることでしょう。そして、5年生より下の学年の皆さんは、4月になると一つ上の学年に進級します。楽しみですね。4月になるとクラス替えがあって、今のクラスの友達とは、3月でお別れになる人もいます。新しいクラスになる友達もいます。新しい出会いがあれば、新しい友達ができるチャンスでもあります。最後の月である3月は、今のクラスの友達と仲良く過ごせる最後のチャンスです。たくさんの思い出を作り、友情を深めてください。これで校長先生の話を終わります。