皆さん、おはようございます。今日は、とてもさわやかな天気になりました。今週で5月もおわりになります。1学期ももう半分過ぎました。暑くなったり、寒くなったり寒暖の差が激しいですが、体調管理には気を付けていきましょう。
さて、今日は交通安全の話をしたいと思います。皆さんは、一年の中でいつ頃、交通事故が多いと思いますか? 実は、この5月から6月にかけて、小学生で交通事故が起こりやすいと言われています。なぜだと思いますか?
一つ目の理由は、日が長くなって、外で遊ぶ機会が増えるからです。楽しいことがたくさんあって、ついつい夢中になってしまい、周りの状況に気がつかなくなることがあるかもしれません。
二つ目の理由は、新しい環境に慣れてくる頃だからです。新学年が始まり、新しいクラスや新しい友達、新しい通学路に少しずつ慣れてくるこの時期は、気のゆるみから注意力が散漫になってしまうことがあります。
皆さんに覚えてほしい大切なことがあります。それは、皆さんの命は、何にも代えがたい、たった一つしかない大切なものだということです。おうちの人にとっても、先生たちにとっても、そして何より皆さん自身にとっても、かけがえのない宝物です。その大切な命を、交通事故から守るために、私たち一人ひとりができることがあります。それは、交通ルールをしっかりと守ることです。
道路を渡るときは、必ず止まって、右を見て、左を見て、もう一度右を見て、車が来ていないかしっかり確かめてから渡りましょう。信号が青でも、「本当に車は止まってくれるかな?」と目で確認する癖をつけましょう。そして、赤い逆三角形の「止まれ」の標識がある場所では、歩いているときも、自転車に乗っているときも、必ず一度止まって、安全を確かめてから進みましょう。これはとても大事な約束です。また、絶対にやってはいけないのが「飛び出し」です。道の影や、止まっている車のそばから急に飛び出すと、運転している人からは皆さんのことが見えません。遊んでいるときも、常に周りをよく見て、安全な場所で遊びましょう。そして、自転車に乗る皆さんにお願いがあります。必ずヘルメットをかぶりましょう。ヘルメットは、万が一の事故のときに、皆さんの大切な頭を守ってくれる、いわば「命のお守り」です。あごひももしっかりと締めてくださいね。
今日、先生がお話しした「交通ルールを守ること」「止まれの標識で必ず止まること」「飛び出しをしないこと」「ヘルメットを必ずかぶること」これらは、他の誰でもない、皆さん自身の命を守るための大切な約束です。この約束をしっかり心に刻んで、今日からの登下校、そして普段の生活でも気をつけてください。これで校長先生のお話を終わります。