皆さん、おはようございます。毎日暑い日が続いていますが、今日は7月7日、七夕ですね。皆さんは、七夕と聞くと何を思い浮かべますか? キラキラ光る天の川、笹の葉、そして、短冊に書いた願い事でしょうか。
校長先生は、この七夕の日が大好きです。なぜなら、皆さんのキラキラした夢が、たくさん集まる日だからです。七夕には、織姫様と彦星様という、二人の星の物語がありますね。織姫様は、それはそれは美しい布を織るのが上手な働き者。彦星様は、牛の世話を一生懸命する働き者でした。二人は、自分の仕事に誇りを持って、毎日こつこつと頑張っていました。さて、この「こつこつ頑張る」というのが、実は、皆さんの夢を叶えるための、一番の魔法なんです。
皆さんは、短冊にどんな願い事を書きますか? 「サッカー選手になりたい」「ケーキ屋さんになりたい」という夢かもしれません。あるいは、「逆上がりができるようになりたい」「テストで100点をとりたい」という、今の目標かもしれません。もしかしたら、「もっと優しい人になりたい」「家族を笑顔にしたい」という、素敵な願いかもしれませんね。どれも、本当に素晴らしい、皆さんだけの「夢」です。では、どうしたらその夢は叶うのでしょうか。それは、毎日、ほんの少しでいいから、夢のために何かをやってみることです。
例えば、サッカー選手になりたいなら、昨日より1回多くリフティングをしてみる。優しい人になりたいなら、お友達に「ありがとう」を一度多く伝えてみる。本をたくさん読めるようになりたいなら、1日に1ページでもいいから本を開いてみる。その、ほんの小さな一歩一歩が、皆さんの夢という星に、一歩一歩、近づいていく「はしご」になるのです。
皆さんの心の中には、一人ひとり、自分だけのキラキラした星が輝いています。それが、皆さんの夢です。今はまだ小さな光かもしれません。でも、毎日の「やってみよう」という気持ちと、ちょっとした頑張りが、その星をどんどん大きく、明るくしていきます。途中で夢が変わったって、まったく問題ありません。新しい星を見つけたら、今度はその星に向かって歩き出せばいいんです。大切なのは、心の中に輝く星を見つめて、そこに向かって歩いてみることです。
今日はぜひ、みなさんの夢を思い描く一日にしてください。そして、夜には空を見上げてみてください。もし晴れていたら、天の川が見えるかもしれません。曇っていても、雲の向こうでは、数えきれないほどの星が、皆さんのことを見守ってくれています。
先生も、皆さんの夢という星が、一つでも多く、美しく輝くように、空にお願いしておきます。これで、校長先生のお話を終わります。