学校日記

【結学年】ONE DAY大中生

公開日
2025/01/25
更新日
2025/01/25

1年生

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 1月24日(金)、「ONE DAY大中生」が行われ、町内の小学校6年生をはじめとする児童のみなさんが参加しました。

 今年度のONE DAY大中生は、小学生にとっては初めての中学校に、中学1年生にとっては初めての先輩に挑戦する日としての位置付けを強め、本校1年生生徒発案の「TRY大中生」というテーマで実施しました。1年生学年合唱の鑑賞、実際の授業見学、1年生生徒との交流など、限られた時間の中で最大限に価値を高めた内容になりました。

 学年合唱『希望という名の花を』は、大中3本柱の1つである「合唱」を新1年生に伝えるために、11月の合唱コンクールを終えてからこの日に向けて急ピッチで準備を進めてきました。未来の後輩の前で不完全な合唱を披露するのは、先輩としてのプライドが許しません。目をこすりながらも朝早くから学年全員で集まり、合唱練習に取り組みました。指揮者、伴奏者、パートリーダーが中心となって練習を繰り返すものの、なかなか完成には近づきません。「音程が他のパートにつられてしまう」「伸ばすところで伸ばし切れていない」「そもそも声量が足らない」。日に日に迫ってくる本番に焦りを覚えていました。そんなとき、みんなに手を差し伸べてくれたのが3年生。高校受験真っただ中のこの時期に、朝の時間を1年生の合唱指導に充ててくれたのです。大切な時期にもかかわらず、このタイミングを「大中3本柱の1つである合唱を、先輩として直接1年生に引き継げる絶好の機会だ」と言って、朝早くから足を運んでくれました。自分たちの何倍も磨かれたリーダーシップや合唱の経験から、各パートに向けて的確なアドバイスが飛び交います。はじめは楽譜を持ってこなかった人も多くいたのが現実でしたが、いつしか当たり前のように楽譜とペンを持参し、3年生から学んだことを漏らさずメモする姿が多く見られるようになりました。今までずっと課題として挙げられてきた声量も、本番を間近にして一気に改善。迎えた今日の本番は、結学年全員が先輩として立派な合唱を創り上げ、後輩に届けることができました。

 そして、合唱と同時並行で準備を進めてきた小学生との交流会。入学を控えたこの時期に、何が知りたいだろう、何が不安だろうと考えながら、後輩のために準備してきました。合唱を終えてほっとするのも束の間。慌ただしさも残る中で小学生を迎えた教室内をのぞいてみると、1人の先輩として立派に振る舞う1年生、いや、新2年生となった結学年のみんなの姿がたくさん見られました。今日あの瞬間のみんなの顔つきを見て、新年度4月のスタートが楽しみになりました。

 長い準備期間から今日の本番にかけてみんなの心の中に芽生えてきた先輩としてのプライド。今日のONE DAY大中生を終えて1枚、2枚と葉が増えたのではないかと感じます。本当の先輩のスタートまであと約2か月。新年度4月を迎えたとき、後輩に、お家の人に、そして自分自身に希望を与えられる素敵な先輩としてスタートを切ってほしいと願っています。3学期は、それに向けた準備期間。この1年間の成長を形に表していきましょう。

 小学校6年生のみなさん、保護者の皆様。本日はONE DAY大中生並びに入学説明会にご参加いただきありがとうございました。大口中学校の生徒・職員一同、みなさんのご入学を心よりお待ちしています。