【最上級生】
- 公開日
- 2025/03/07
- 更新日
- 2025/03/07
3年生
+6
本日の最上級生。
「僕たちのフルスロットルストーリー 完結!!」
今週月曜日から降り続いた雨はすっかり止んでフルスロットルという学年の名前にふさわしい快晴で迎えた今日。三年前(名前だけで言うと正確には2年前(笑))に始まったストーリーが終わりました。
上記の言葉は、卒業式の最後の最後にこの学年をずっと支え続けてきた生徒の言葉になります。この終わり方もまさしくフルスロットル学年らしいなと思います。
この文章を書いている「今」はもうすっかり涙の痕も消えています。今の状態を言葉にすると「眠い」です(笑)それは、今週ずっと夜が遅かったからというわけではありません。これまでずっとピンと張っていたものが切れちゃったという感じ。本当は疲れていたけれど気を張って乗り切っていた分の疲れが一気にズシっとのしかかってきた感じです。みんなを卒業させて何だか気が緩んだみたいです。最上級生から卒業生になったみんなは、今どんな状態ですか?友達と遊ぶ約束をしていてウキウキですか?少し早めの春休みに何をしようか考え中ですか?火曜日の公立一般入試の結果に少しドキドキしていますか?中には「もう中学校に行かないんだな」と寂しい気持ちの人もいますか?素直に書くと先生はそんなに寂しいという感情にはなっていません。まだ実感が湧かないんだと思います。来週の月曜日になったら、卒業生のみんながフラッと学校に来るようなそんな気がするのです。多分、月曜日の朝8時25分にどうしようもないような寂しさに襲われるんだと思います。そして、そういう風になりたいと思っている自分もいます。少なくとも来週一週間くらいは大好きなフルスロットル学年のみんなとの思い出に縛られて過ごしたいなぁと思っているのです。
素晴らしい卒業式をありがとう。みんなの立派に成長した姿をまざまざと見せつけられ、わかったことは「もうみんなに教えられることも伝えられることもないんだな」ということです。3年前のあどけなさはすっかり消え失せ、舞台に視線をまっすぐ向けているその横顔。なんだか頼もしささえ感じます。みんなのこの成長の時間にともに過ごすことができたこと。そして、わずかでもいいからその成長の力になれたこと。3年ごとに訪れる別れに胸が張り裂けそうなくらいの寂しさに襲われるとわかっているのにそれでも、それがあるから、また「先生」をやり続けるんだと思います。
学年合唱の「河口」も「3月9日」も素晴らしかったです!会場中に響き渡る合唱はそこにいるすべての人の心を揺れ動かしたと思います。(ここだけの話をすると、先生的には昨日みんなが先生のためだけに歌ってくれた「あなたに会えて」の方が心に残っています。多分、先生はあの合唱もあの光景も一生忘れることはないと思います。心の底から嬉しかったよ。ありがとうね)
過去3年間で、体育大会や合唱コンクールで何度か担任の先生がうらやましいなと思いました。そして、今日この3年間で1番担任の先生がうらやましいと思いました。それは、卒業式が終わり教室にもどって担任の先生と過ごす最後の30分。なんだか、その30分は「世界で1番優しくて、1番残酷な時間」。担任の先生も今日までのありがとうを残すことなく生徒に伝えたくて、生徒も今日までのありがとうを残すことなく伝えたくて。そして、間もなく終わりがやってくる。終わりがあるからきっと優しくなれるんだよね。担任の先生と学級の生徒だけの30分。担任の先生と学級の生徒にだけできたつながりを確認する30分。とてもうらやましい時間でした。
それぞれの学級で行われた担任の先生へのサプライズは上手くいったかな?こんなこと書くと日本中の先生から営業妨害だと責められるかもしれませんが、まぁ大体の担任の先生は気が付いています(笑)逆に言うと、そういう生徒の様子に気が付かない担任の先生の方が普段の生徒の様子を見なさすぎで問題だと思います。何となく何かしているなぁ~と思いながらも大人なので気が付かないふりをしているのです。サプライズが上手くいったとかそんなことは本当にどうでもいいのです。伝えたいことは、担任の先生が喜んでくれたり、担任の先生に恩返ししたいと思ったりそういう気持ちを行動にしたということです。思っているだけではなく行動したことが素晴らしいのです。
フルスロットル学年のみんな。みんなはとてもすごい集団です。時間をしっかり守れるとか黙想が完璧とか当たり前をあたり前にできるとか、それらも凄いことです。でも、先生が1番凄いと思うのは
誰かを喜ばせようと素直に思い行動できること
誰かの喜びを自分の喜びのように感じられること
誰かのがんばりを素直に賞賛し、自分の力に変えてけること
誰かの一生懸命に、一生懸命で応えることができること
です。そんなフルスロットル学年のみんなが先生の誇りでした。
みんなが中学校生活を終えたように、毎日書いていたこのホームページも終わりになります。とっても寂しいけれど、「終わり」があるから先生は毎日毎日、書くことができたんだと思います。これが永遠に続いたのなら多分手を抜いて書かなかった日もあるでしょう。よく周りからは「長い」、「よく毎日書けるね」と言われます。先生的にはホームページを書いているというよりは、学年の日記帳みたいなものがあって、それに赤ペンで返事をしている感覚でした。毎日30分程かかります。主任の先生にとって、この30分がみんなとのつながりだったのかもしれません。ついでに、この3年間のみんなが毎日をどんな風に過ごしてきたのかカタチに残せて一石二鳥でした(笑)
終ろうとした文章がまたまた長くなってしまいました(笑)
長くダラダラ書いてしまうのが先生の悪いところです。学年通信もいつもいつも長文ですいません。もうここらへんで終わりにしたいと思います。
大好きなフルスロットル学年のみんな。みんなの主任をやれて本当に幸せでした。最幸の3年間をプレゼントしてくれてどうもありがとう。
大中卒業生のみなさん。最後は、先生の質問に心の声で答えてください。
「この3年間、どうだったぁーーーーー?」